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源泉湯宿 源泉の湯と温泉文化の守り主

夢かなう郷 たんげ温泉 美郷館

夢かなう郷 たんげ温泉 美郷館
 たんげ温泉は平成3年に開かれた新しい温泉地。旅館は美郷館ただ1軒。源泉の所在地は「群馬県吾妻郡中之条町上沢渡1519-5」だから、本来なら温泉地名は上沢渡温泉、または同地区に古くからある沢渡温泉とするのを、敢えて「たんげ温泉」と呼んだことに美郷館々主の強い意志が汲み取れる。しかも、ただの「たんげ」ではなく、夢かなう郷「たんげ温泉」だという。「たんげ」は旅館の脇を流れる反下川が由来だが、「夢かなう」とは地域の人々、特に館主の中学校の同級生の地域興しの夢だという。
 かつては炭焼きや養蚕が生活の支えであったこの地は、御多分に漏れず若者たちの都会への流出による過疎化が進んでいた。そこで地域興しに取り組んだのが30代の若者・中之条西中学校第二分校の館主の同級生たちで、地域を流れる反下川の清流や、そこに生息する岩魚や山女魚を観光資源としての活用を目指した。美郷館の開業は平成3年10月。当初は昭和32年に住友グループが反下川源流付近で行った鉱脈調査の試掘ボーリングで湧出した温泉の引湯によった。
 平成11年7月に大深度の温泉ボーリングに着手、平成12年8月に深度1300メートルで44℃の温泉が湧出した。同年11月からは施設の増改築を行い平成12年6月に新装オープン。
 美郷館は地元で林業に携わった人による建物だというが、館内に足を踏み入れるとロビーは樹齢300〜500年級の総欅造りで目を見張る。瀬音の湯と名づけられた内湯は総檜作りである。浴室の窓は法師温泉の大浴場のような大正ロマンを感じさせる作りで、ステンドグラスがはめ込まれている。深度1300mから湧出する温泉は成分総計1.023g/kg、泉質はカルシウムー硫酸塩温泉、新第三紀の海底火山の噴出物・いわゆるグリーンタフ(緑色凝灰岩)中の温泉である。古くから沢渡温泉は草津温泉の「なおし湯」とか「仕上げ湯」と言われてきたが、美郷館は位置、建物、浴室、温泉の泉質と、それに携わる人の心、どれをとってもストレスの多い現代人の「なおし湯」と呼ぶにふさわしい。
所在地 〒377-0541 群馬県吾妻郡中之条町上沢渡1521-2    電話 0279-66-2100
温泉の歴史 平成3年にオープンした新しい温泉で、地形的には四万温泉、沢渡温泉に挟まれた場所に位置しています。平成11年に温泉掘削を行い、新たに深さ1300mで43℃、毎分110リットルの温泉が湧出した。平成12年には施設のリニューアルを行い客室数が18となった。
源 泉 【源泉名】 美郷乃湯
【源泉所有者】 (自己所有)高山 光男
【管轄保健所】 中之条保健所(温泉台帳番号)−
【湧出地】 群馬県吾妻郡中之条町上沢渡1519-5
【源泉の種類】 掘削井
【井孔の深さ】 1300m
【静水位】 −m
温泉湧出現況と引湯方法 【湧出状況】 動力揚湯
【動力およびポンプの種類・型式】 水中モーターポンプDSH6ES・30kw
【温度】 43.1℃(測定年月日:平成12年8月30日)
【湧出量】 110g/分(知事の許可量・110g/分、平成11年1月11日許可)
【貯湯タンク】 有り(20m3)
【引湯方法】 湧出した温泉を貯湯タンクに入れ自然落差で館内に引湯している
【引湯距離】 360m
【温泉の温度の調節方法】 ヒートポンプで加熱している
温泉分析書および泉質名 【温泉分析書の分析年月日】 平成12年8月21日(湧出地試験)
【分析機関名/分析者】 (財)中央温泉研究所 滝沢英夫
【温度】 43.1 ℃
【湧出量】 110g/分
【湧出地におけるpH】 8.5
【試験室におけるpH】 8.30
【知覚的試験】 無色澄明殆ど無味無臭
【密度】0.9994(20℃)
【蒸発残留物】 1.221g/kg
【溶存物質(ガス性のものを除く)】 1.023g/kg
【成分総計】 1.023g/kg
【療養泉の泉質名】 カルシウム−硫酸塩温泉
【浸透圧・液性・泉温による分類】 低張性弱アルカリ性高温泉
陽イオン(試料1kg中の分量) 陰イオン(試料1kg中の分量)
ナトリウムイオン
カリウムイオン
マグネシウムイオン
カルシウムイオン
アルミニウムイオン
50.9
1.7
<0.1
251.8
0.2
フッ素イオン
塩素イオン
硫化水硫イオン
硫酸イオン
炭酸水素イオン
炭酸イオン
0.4
40.6
0.3
634.3
3.1
9.6
陽イオン 計 304.6 陰イオン 計 688.3
遊離成分 (mg/kg) 溶存ガス成分 (mg/kg)
メタケイ酸
メタホウ酸
28.8
1.4
二酸化炭素
<0.1
非解離成分計 30.2 溶存ガス成分計
*総ヒ素(0.03mg/kg)及び他の微量成分の表記は省略した。
定員および温泉利用量 【宿泊定員数】 80人
【客室数】 18部屋(源泉湯宿基準の定員数算出法:1人/4畳(主客室))
【温泉総利用量】 110g/分
【定員1人当たりの温泉量】 1.37g/分/人
給湯方式等の利用現況
および浴場の状況
【給湯および利用方法】 源泉掛け流しの風呂と、源泉掛け流しに衛生管理のため循環濾過を一部併 用している風呂がある
【浴場の数】 内湯:1 男湯:1 女湯:1 露天風呂:1 貸切風呂:1
内湯 男湯 女湯 露天風呂 貸切風呂
名称 瀬音の湯 滝見の湯 滝見の湯 月見の湯 宝泉の湯
浴槽面積(m2) 13.3
浴槽体積(m3) 9.33
給湯量(g/分) 20 20 20 20 20
給湯温度(℃) 42 42 42 42 42
換水回数(回/日) 1 1 1 1 1
【加水(冷却用)・加熱等の有無】 加水なし、熱交換による加熱あり
【浴槽水の循環利用・ろ過・滅菌等の有無】 瀬音の湯−源泉掛け流し、月見の湯、滝見の湯等−衛生管理のため循環濾過を一部併用
【浴槽の清掃について】 毎日換水、掃除
備考 【調査表記入年月日】 平成16年10月30日

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