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源泉湯宿 源泉の湯と温泉文化の守り主

新甲子温泉 原生林の源泉湯宿 みやま荘

新甲子温泉 原生林の源泉湯宿 みやま荘
 東北道・白河ICから国道4号を経て国道289号線をおよそ18kmで新甲子温泉。途中に阿武隈川の紅葉の名所・雪割渓谷や阿武隈渓谷展望台などの立ち寄り場所がある。国道289号線は、平成20(2008)年の9月21日に福島県南の白河・西郷村と南会津側の下郷町との間で建設中だった甲子道路が開通した。
 新甲子温泉は環境省指定の国民保養温泉地(昭和38年4月19日指定)で、阿武隈渓谷に沿って新甲子遊歩道と西の郷遊歩道の二本の遊歩道が整備され、近くにはレジャー施設のキョロロン村やスポーツ施設なども整っている。標高800m程の高原に開かれたみやま荘は、ブナなどが生い茂る緑の林の中に建つ山小屋風の建物で辺りと良く調和している。
 新甲子温泉辺りの地質は酸性凝灰岩の岩盤。昭和30年代中頃、甲子温泉・大黒屋からの引湯で開かれた新甲子温泉に、みやま荘の先代が自前の温泉を求めて井孔の掘削を試みた。昭和の終りから平成の初めにかけてのことである。試掘に先立って行われたのが自然放射能探査。入念な調査の結果、旅館の敷地内に良好な破砕帯が並んでいるのが発見されて、掘削に及んだという。深さ1000m近くで温度70℃、湧出量毎分400gの温泉採取に成功した。泉質はナトリウムー硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩温泉、成分総計1.731g/kg。現在、みやま荘の建物と源泉は隣接する五峰荘の所有となり、両者は姉妹館の関係にある。みやま荘のメインの浴槽は、紅葉および白樺と名づけられた二つの大露天風呂。桔梗と名づけられた内風呂の戸を開けて外に出ると、大露天風呂はブナなどの林で囲まれ、庭石にしたらさぞかし見事だろうと思えるような大きな変成岩で浴槽が作られている。温泉に含まれる鉄(U)イオンが、空気中の酸素によって酸化されて茶褐色を呈するので、大露天風呂はうっすらと色づいている。ブナの林の中の大浴槽に身を浸し、この温泉地の良さは一泊二日の日程では十分に味わえないと思ったのである。
所在地 〒961-8071 福島県西白河郡西郷村大字真船字馬立1    電話 0248-36-2001
温泉の歴史 平成元年にホテル敷地内にボーリング掘削し、平成2年3月に完成して今に至る。現在は、平成16年3月に五峰観光へ売却し、源泉をそのまま利用している。
源 泉 【源泉名】 五峰荘源泉
【源泉所有者】 五峰観光株式会社 有賀悌三
【管轄保健所】 白河保健所 「温泉台帳番号:福島県南保第252号」
【湧出地】 福島県西白河郡西郷村大字真船字馬立1-18
【源泉の種類】 掘削井
【井孔の深さ】 1000m
【静水位】 98m(昭和63年12月1日)
温泉湧出現況と引湯方法 【湧出状況】 動力揚湯
【温度】 70.0℃(測定年月日:平成14年3月25日)
【湧出量】 205g/分(動水位:220m)(知事の許可量・250g/分)
【動力およびポンプの種類・型式】 水中モーターポンプ22kw
【貯湯タンク】 有り(300m3)
【引湯方法】 湧出した温泉を施設内の貯湯タンクに入れポンプで浴槽へ引湯している
【引湯距離】 550m
【温泉の温度の調節方法】 300m3貯湯タンクへ一度貯湯し、その後熱交換器を通すことにより適度な温度になる
温泉分析書および泉質名 【温泉分析書の分析年月日】 平成14年3月25日 (湧出地試験)
【分析機関名/分析者】 (社)福島県薬剤師会 後藤 幸永、渡邊 智子、江花 恭子
【温度】 70.0℃
【湧出量】 205g/分
【湧出地におけるpH】 7.2
【試験室におけるpH】 7.39
【知覚的試験】 微弱黄色・澄明・無臭・微弱塩味
【蒸発残留物】 1449mg/kg
【密度】 0.9994(20℃)
【溶存物質(ガス性のものを除く)】 1.698mg/kg
【成分総計】 1.731g/kg
【療養泉の泉質名】 ナトリウムー硫酸塩・塩化物・炭酸水素塩温泉 (旧泉質名 含食塩・重曹ー芒硝泉)
【浸透圧・液性・泉温による分類】 低張性中性高温泉
陽イオン(試料1kg中の分量) 陰イオン(試料1kg中の分量)
リチウムイオン
ナトリウムイオン
カリウムイオン
マグネシウムイオン
カルシウムイオン
アルミニウムイオン
鉄(U)イオン
0.5
454.1
17.6
9.7
30.4
0.0
0.5
フッ素イオン
塩素イオン
水硫イオン
硫酸イオン
炭酸水素イオン
炭酸イオン
チオ硫酸イオン
6.4
272.6
0.0
420.3
384.7
0.0
0.1
陽イオン 計 512.8 陰イオン 計 1084.
遊離成分 (mg/kg) 溶存ガス成分 (mg/kg)
メタケイ酸
メタホウ酸
64.0
35.3
二酸化炭素
硫化水素
33.0
0.0
非解離成分計 100.7 溶存ガス成分計 33.0
メタ亜ヒ酸(1.4mg/kg)及び他の微量成分の表記は省略した。
定員および温泉利用量 【宿泊定員数】 54人
【客室数】 22部屋(源泉湯宿基準の定員数算出法:1人/4畳(主客室))
【温泉総利用量】 100g/分
【定員1人当たりの温泉量】 1.9g/分/人
給湯方式等の利用現況
および浴場の状況
【給湯および利用方法】 貯湯タンクよりポンプを利用し熱交換器を通して給湯している
【浴場の数】 男湯:1 女湯:1 露天風呂:2
男湯 女湯 露天風呂 露天風呂
名称 桔梗 紫陽花 白樺 紅葉
浴槽面積(m2) 12 9 27 38
浴槽体積(m3) 7.7 6.1 12 17
給湯量(g/分) 17 14 31 38
給湯温度(℃) 44 44 47 48
換水回数(回/日) 1 1 1 1
【加水(冷却用)・加熱等の有無】 主要な浴槽の露天風呂は加水なし、内湯は夏期のみ加水冷却
【浴槽水の循環利用・ろ過・滅菌等の有無】 なし(源泉かけ流し)
【浴槽の清掃について】 1回1回換水、換水時に清掃
備考 【調査表記入年月日】 平成17年2月22日

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