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源泉湯宿 源泉の湯と温泉文化の守り主

谷川温泉 檜の宿 水上山荘

谷川温泉 檜の宿 水上山荘
 谷川温泉は水上温泉郷の内の一つ。その温泉地名が示すように、温泉は谷川岳から発する谷川に沿って湧出している。概して山体の谷間に温泉が湧出する温泉地は景色が良くないが、水上山荘はそうではなかった。とにかく素晴らしい。玄関からロビーに抜けると北側が8畳間二部屋分ほどの広さに開け、一面がガラス張りになっている。そこから谷川岳の堂々とした山体、その前面に広がる緑の森、そして、その間を縫って流れる谷川が一体となって眺められ、さながら泰西名画を見ているような心地になる。
 水上山荘の以前の屋号は紅葉館。その屋号を変えたのは現社長の松本英也氏が、大学卒業後26年間勤めた会社勤めを辞め、父親の後を継いだ時。温泉が有るだけでは旅館業を継ぐ気にはならなかったが、松本氏がこだわったのが谷川岳のすばらしい景色を温泉に生かすことだったという。氏のこだわりは、他にも宿の料理の選び方や、ロビーで開く音楽コンサートなどがある。
 この旅館が利用する源泉は3本。敷地内に鶴の湯、亀の湯の2源泉があり、谷川のやや上流に共有の不動の湯が湧出している。不動の湯は、上越新幹線のトンネル工事の際に谷川温泉が大きな影響を受けたため、JR東日本が代替掘削したもの。鶴の湯と亀の湯、それに不動の湯の泉温はそれぞれ31.8℃、45.5℃、54.4℃で大よそ10℃刻みで異なるが、泉質を蒸発残留物で比較すると0.27g/kg、0.47g/kg、0.41g/kgで、陽イオンのナトリウムイオンやカルシウムイオン、陰イオンの硫酸イオン等の溶存量にも極端な違いがなく、療養泉の泉質分類では単純温泉に分類されている。これらの温泉の特徴を上手く生かして温度を調節して内風呂や露天風呂に掛け流されている。内風呂のこだわりが古代檜の風呂なら、露天風呂のこだわりは大きな岩を組んだ仙人岩の風呂と、そこからの雄大な谷川岳の眺め。仙人が百数十年座って温泉に入ったので、体になじむ腰掛岩になったという座り心地のいい岩石が配されている。
所在地 〒379-1619 群馬県利根郡みなかみ町谷川556   電話0278-72-3250
温泉の歴史 徳川時代から温泉が自噴しており、近年になって揚湯するようになった古い温泉。全浴槽無加水・無加温・無循環の掛け流しを維持出来る範囲に規模を規制し本物の温泉を守っている宿です。
源 泉 【源泉名】 亀の湯、鶴の湯および不動の湯
【源泉所有者】 亀の湯および鶴の湯(自己所有)、不動の湯(共有)
【湧出地】 亀の湯:群馬県利根郡みなかみ町谷川字上の原556-47(井深160m)、鶴の湯:同町谷川字上の原556-48、不動の湯:同町谷川字湯向601-3
【源泉の種類】 掘削井
温泉湧出現況と引湯方法 【湧出状況】 動力揚湯(亀の湯、鶴の湯および不動の湯)
【温度】 亀の湯:45.5℃(測定 平成18年10月27日)、鶴の湯:31.8℃(測定 平成14年11月15日)、不動の湯:54.4℃(測定 平成13年6月27日)
【湧出量】 亀の湯・鶴の湯・不動の湯の総量:210g/分(測定 平成15年4月20日)
【貯湯タンク】 なし
【引湯方法】 ポンプ利用(亀の湯からの引湯距離10m)
【温泉の温度の調節方法】 混合泉にして自由に調節している
温泉分析書および泉質名 【温泉分析書の分析年月日】 亀の湯: 平成18年10月27日(現地試験日)
【分析機関名/分析者】 (社)群馬県薬剤師会(環境衛生試験センター)/加藤克之・田島美紀
【温度】 45.5℃ (気温 17.0℃)
【湧出量】 46g/分(動力揚湯)
【湧出地におけるpH】 8.5
【試験室におけるpH】 8.45
【知覚的試験】 無色透明
【蒸発残留物】 0.47g/kg
【電気伝導率(-℃)】 71.0 mS/m
【密度】 0.9988(20℃)
【溶存物質(ガス性のものを除く)】 0.49g/kg
【成分総計】 0.49g/kg
【密度】 0.9998(20℃) 【療養泉の泉質名】 単純温泉
【液性等による分類】 弱アルカリ性低張性高温泉
陽イオン(試料1kg中の分量) 陰イオン(試料1kg中の分量)
ナトリウムイオン
カリウムイオン
マグネシウムイオン
カルシウムイオン
鉄(U)イオン
マンガンイオン
アルミニウムイオン
63.3
2.45
0.07
78.8
0.38
0.005
0.05
フッ素イオン
塩素イオン
硫酸イオン
炭酸水素イオン
炭酸イオン
0.4
66.7
203.
17.7
1.8
陽イオン 計 145. 陰イオン 計 290.
遊離成分 (mg/kg) 溶存ガス成分 (mg/kg)
メタケイ酸
メタホウ酸
52.3
3.6
二酸化炭素
硫化水素
0.0
0.0
非解離成分計 55.9 溶存ガス成分計 0.0
総ヒ素等の微量成分の記載は省略。
定員および温泉利用量 【宿泊定員数】 60人
【客室数】 22部屋(源泉湯宿基準の定員数算出法:1人/4畳(主客室))
【温泉総利用量】 210g/分
【定員1人当たりの温泉量】 3.5g/分/人
給湯方式等の利用現況
および浴場の状況
【給湯および利用方法】 掛け流し
【浴場の数】 男湯:1 女湯:2 露天風呂(男):1 露天風呂(女):2
男湯 女湯 露天風呂
露天風呂
露天風呂
名称 古代檜 古代檜
岩風呂
仙人の湯 月光の湯 肩たたきの湯
浴槽面積(m2) 7.2 12 24 8 4
浴槽体積(m3) 32.4 54 108 36 18
給湯量(g/分) 19 31 61 24 11
給湯温度(℃) 41 41 45 45 45
換水回数(回/日) 1 1 1 1 1
【加水(冷却用)・加熱等の有無】 なし
【浴槽水の循環利用・ろ過・滅菌等の有無】 なし
【浴槽の清掃について】 専任スタッフにより毎日1回換水、換水時に清掃
備考 【調査表記入年月日】 平成16年11月5日
【現況追加記入年月日】平成20年4月25日

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